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第33回理容師美容師国家試験 保健(人体・皮膚)解答・解説 [国家試験]

第33回理容師美容師国家試験 保健(人体・皮膚)解答・解説
平成28年3月6日に行われました筆記試験のうち、
今回も保健に限り解説を加えました。
一応全科目の解答を記載します。
なお解答の正しいかどうかは、いつもながら100%と言い切ることはできませんので、
そこのところは了承願います。
問題自体も正確に書いてない場合もありますので、問題を正確に知りたい方は別なサイトで見てください。

関係法規 1 3 2 4 4(1と書いているサイトもある)

公衆・環境衛生 2 3 4 2 4
感染症 4 3 3 1 3
衛生管理技術 1 3 2 1 3
人体構造及び機能 3 4 1 4 1
皮膚科学4 3 2 2 4
美容の物理・化学 4 2 4 2 3 1 3 2 2 4
美容技術理論 2 3 4 3 4 3 1 4 2 3


では保健の解説にうつります。
また解説に教科書のページを載せましたので確認ください。
ちなみにこのページは平成26年版、今回の受験生の教科書によります。

今回の人体は平均的な難しさに戻ったのではないでしょうか。
それぞれの系に属する器官がしっかりとわかっていれば問題ないはずですね。

【人体の構造および保健】

問題21 次の筋のうち、頚部の筋はどれか。
(1)大胸筋
(2)横隔膜
(3)胸鎖乳突筋  →p44
(4)内腹斜筋

答えは3

問題22 自律神経に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)内分泌系と協調しながら活動する。        そのとおり〇→p58
(2)血圧や心拍数の日内変動を調節する。     そのとおり〇→p59
(3)交感神経と副交感神経に分けられる。      そのとおり〇→p59
(4)副交感神経は闘争の神経で、活力を高める。
      闘争の神経は交感神経なので×→p59
答えは4
交感神経と副交感神経の定義ですね。
問題は基本です。

問題23 感覚器と感覚に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
(1)鼓膜    平衡感覚   
          鼓膜は聴覚なので×→p68,69
(2)味蕾    味覚      そのとおり〇→p71
(3)嗅細胞   嗅覚      そのとおり〇→p72
(4)筋紡錘   深部感覚   そのとおり〇→p73

答えは1
聴覚と平衡感覚の違いは常識問題ですね。

問題24 次の循環器系の部位のうち、動脈血が流れる部位はどれか。
(1)右心房
(2)右心室
(3)肺動脈
(4)肺静脈 は動脈血が流れる血管なので。→p77

答えは4
過去何回か出ている常識問題ですね。

問題25 次の酵素のうち、デンプンを分解する消化酵素はどれか。
(1)アミラーゼ    デンプンを分解する。→p108
(2)ペプシン     
          タンパク質を分解する。→p108
(3)トリプシン    ペプトンを分解する。→p109
(4)リパーゼ     脂肪を分解する。→p109

答えは1
少し難しかったかもしれませんが、おおむね知っていれば正解するはずです。

人体の構造及び保健 34141


皮膚科学のパターンは例年通り、しっかりとまとめていれば問題ありませんね。
例年通りの難易度です。が、第6章に相当する問題30が、菌の分類ではなく
出題率20%の皮膚疾患です。

【皮膚科学】

問題26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)指紋は、人によってみな異なり、年齢により変化する。  変化しないので×→p145
(2)角化細胞は、表面より透明層、顆粒層、角質層、有棘層、基底層の5つの細胞層からなる。
            表面より角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層なので×→p146
(3)真皮の線維成分は、弾性線維がその大部分を占め、その間に膠原線維が混じっている。
            真皮の線維成分は、膠原線維がその大部分を占めるので×→p150
(4)皮下脂肪は、機械的外力に対するクッションの作用と温度の変化に対する断熱材としての働きがある。
            そのとおり〇→p152
答えは4
基本的な問題です。

問題27 皮膚付属器官に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)爪には毛と同様に、生長期、退行期、休止期という生長周期がある。
        爪には生長周期がないので×→p166
(2)健康な成人の頭毛は、その多くが休止期である。
           多くは生長期なので×→p160
(3)脂腺は、短い排出管をもって、毛包に開口している分泌腺である。
                 そのとおり〇→p163
(4)アポクリン腺は、手掌と足底に最も多く分布する。
 手掌と足底に最も多く分布するのはエクリン腺なので×→p164

答えは3
これも基本的な問題

問題28 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)皮膚で体温調節を積極的に行っているのは、毛細血管と汗腺である。
              そのとおり〇→p175
(2)皮膚の表面にある脂肪膜(皮脂膜)は、弱アルカリ性のため細菌や真菌の発育を抑制し死滅させる。
               脂肪膜(皮脂膜)は、弱酸性なので×→p174
(3)皮膚は、表皮の一部に欠損が生じても、基底細胞が保持されていれば瘢痕を残さず再生する。
               そのとおり〇→p185
(4)爪は、爪母の一部が侵されると、その部分の爪は変形したり、再生できなくなる。
               そのとおり〇→p186
答えは2
結果的に常識問題となってます。

問題29 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)糖尿病では、皮膚が化膿しやすく、細菌や真菌による皮膚疾患にかかりやすい。
             そのとおり〇→p188
(2)皮脂の分泌は、高齢になるとともに次第に増加する。
       高齢になると減少するので×→p178
(3)爪にできる縦みぞの数や程度は、高齢になるにつれて著しくなる。
             そのとおり〇→p166,167
(4)脂肪膜(皮脂膜)は、皮脂や汗が互いに混じり合って乳化した形で皮膚を保護している。
              そのとおり〇→p174
答えは2
この問題も常識問題となります。これはわかりますよね。

問題30 皮膚疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)円形脱毛症は、他人に感染することはない。   そのとおり〇→p256
(2)尋常性毛瘡(カミソリカブレ)では、ひげの毛包に化膿菌が感染して、慢性の炎症をおこす。
そのとおり〇→p245
(3)脂漏性皮膚炎は、フケ症やあぶら性の人に多くみられ、黄色調の紅斑に落屑を伴う。
そのとおり〇→p227
(4)染毛剤によるアレルギー性のカブレでは、同じ染毛剤でも低濃度であれば、再びかぶれることはない。
アレルギー性のカブレでは濃度が低くてもかぶれるので×→p224

答えは4
出題率20%の皮膚疾患です。結果的には美容師にとって必要な知識、染毛剤によるカブレです。
美容師として常識問題ですね。

皮膚科学  43224

皮膚科学も悪い問題がなく良かったという感じです。


このブログについてのトラブルについては一切関知いたしませんのでよろしくお願いいたします。
念のためにほかの情報とも比べましたが解答自体は間違っていないようです。
本のページも目安ということで。


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