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第36回理容師美容師国家試験 保健(人体・皮膚)解答・解説 [国家試験]

第36回理容師美容師国家試験 保健(人体・皮膚)解答・解説
平成29年9月3日に行われました筆記試験のうち、
今回も理容師と美容師の共通科目である保健に限り解説を加えました。
美容師国家試験の全科目の解答は前の記事を見てください。
なお解答の正しいかどうかは、いつもながら100%と言い切ることはできませんので、
そこのところは了承願います。
問題自体も正確に書いてない場合もありますので、問題を正確に知りたい方は別なサイトで見てください。

では保健の解説にうつります。
また解説に教科書のページを載せる予定でしたが、
通信教育14期生の教科書が手元になく、
平成27年版、平成28年版、平成29年版の教科書のページになります。

【人体の構造および保健】

問題21 顔面の次の部位のうち、正中線上にないものはどれか。
(1)鼻翼
(2)鼻根
(3)鼻背
(4)鼻尖

これは基本問題ですね。
正中の定義と鼻の名称がわかればできますね。
→p9,15         答えは1

問題22 次の血球のうち、血液凝固に深く関与するものはどれか。
(1)赤血球
(2)好中球
(3)リンパ球
(4)血小板
 
常識問題となります。
→p23         答えは4

問題23 次の筋のうち、頸部の筋に該当するものはどれか。
(1)胸鎖乳突筋
(2)横隔膜
(3)肋間筋
(4)三角筋

過去問からも予想できるサービス問題です。しっかりと得点をいただきましょう。
→p35       答えは1

問題24 次の器官と交感神経の作用の組合せのうち、正しいものはどれか。
(1)瞳孔 ────── 縮小
(2)消化管 ───── 機能亢進
(3)気管支 ───── 収縮
(4)心臓(心筋) ── 収縮率増加

交感副交感の問題、私のブログでは暗記法が決まってましたね。
私のブログ『母ライオン』でおぼえていただければ幸いです。
解けるはずです。→p43    
答えは4

問題25 次の器官のうち、循環器系に含まれないものはどれか。
(1)心臓
(2)気管
(3)血管
(4)リンパ管

サービス問題です。→p52,53,62  答えは2

人体の構造及び保健 14142


皮膚科学のパターンは例年通り、しっかりとまとめていれば問題ありませんね。
例年通りの難易度です。今回第6章に相当する問題30の選択肢4つすべてが菌の分類でした。

【皮膚科学】

問題26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)皮膚は、上から表皮、真皮、皮下組織の3つの層からできている。 そのとおり〇→p98
(2)色素細胞は、皮膚の色素であるケラチンをつくる細胞である。
色素であるメラニンをつくる細胞でなので×→p99
(3)表皮内にあるランゲルハンス細胞は、知覚に関与する細胞である。
免疫に関与する細胞なので×→p100
(4)真皮内に存在する線維成分は、弾性繊維がその大部分を占める。
   大部分を占めるのは膠原線維なので×→p101

基本的な問題ですね。
答えは1

問題27 皮膚付属機関の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 健康な成人の頭毛では、休止期が長く、成長期(生長期)が短い。
成長期(生長期)は長いので×→p109,110
(2)成人の頭毛は、約5,000本である。 10万本なので×→p106
(3)エクリン腺は、手掌と足底に最も多く分布している。 そのとおり〇→p114
(4)爪は、真皮の角質層の変形したもので、その成分はメラニンである。
   正しくは、爪は、表皮の角質層の変形したもので、その成分はケラチンである。ので×→
p115

これも基本的な問題。
答えは3

問題28 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)機械的外力に対する保護作用を有する主な成分には、表皮角質層、膠原線維、弾性線維、皮下脂肪がある。 そのとおり〇→p122
(2)外界からの刺激は、皮膚の神経終末から脳に伝えられ、知覚となって現れる。
そのとおり〇→p126
(3)経皮吸収には、表皮経路と皮膚付属器官経路がある。そのとおり〇→p131
(4)皮膚の表面にある脂肪膜(皮脂膜)は、弱アルカリ性のため細菌の発育を抑制し、死滅させる。
   脂肪膜(皮脂膜)は、弱酸性なので×→p124

これも基本的な問題。
答えは4

問題29 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)皮膚のなめらかさには、皮膚の水分量が大きくかかわっている。 そのとおり〇→p143
(2)毛は、エクリン腺から分泌される皮脂により、その水分が余分に失われず、光沢としなやかさを保っている。 皮脂は脂腺から分泌されるので×→p157
(3)糖尿病の人は、皮膚の抵抗力が弱くなって、化膿菌や真菌(カビ)による感染症がおこりやすくなる。 そのとおり〇→p143
(4)手あれの対処法には、手袋をつける、保湿する、炎症を防ぐ、二次感染を防ぐなどがある。
   そのとおり〇→p147,148

これも基本的な問題。
答えは2
問題30 皮膚疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 頭部白癬(シラクモ)は、真菌(カビ)による感染症である。
そのとおり〇→p199
(2) 円形脱毛症は、ウイルスによる感染症で、他人に感染することがある。
円形脱毛症は、ストレスによるもので感染しないので×→p208
(3)疥癬(ヒゼン)は、ヒゼンダニの寄生によっておこる。 そのとおり〇→p202
(4)伝染性膿痂疹(トビヒ)は、化膿菌による感染症で、うみがほかの部分の皮膚について感染する。
   そのとおり〇→p195

過去問で十分予想された問題で、想定の範囲でしょう。
答えは2

皮膚科学  13422

皮膚科学には変な問題がなく基礎を問ういい問題であったと思いました。
5問できた人も多いと思います。


このブログについてのトラブルについては一切関知いたしませんのでよろしくお願いいたします。
念のためにほかの情報とも比べましたが解答自体は間違っていないようです。
本のページも目安ということで。


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