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第40回理容師美容師国家試験 保健(人体・皮膚)解答・解説 [美容師国家試験 保健]

第40回理容師美容師国家試験 保健(人体・皮膚)解答・解説
2019年9月1日に行われました筆記試験のうち、
今回も理容師と美容師の共通科目である保健に限り解説を加えました。
美容師国家試験の全科目の解答は前の記事を見てください。
なお解答の正しいかどうかは、いつもながら100%と言い切ることはできませんので、
そこのところは了承願います。
問題自体も正確に書いてない場合もありますので、問題を正確に知りたい方は別なサイトで見てください。

では保健の解説にうつります。
また解説に教科書のページは
2017年版、2018年版(新教程)の教科書のページになります。

【人体の構造および保健】

問題21 マイボーム腺の説明として、正しいものはどれか。
(1)まつ毛の外側に位置している。
(2)皮脂腺の一つで、油性物質を分泌している。
(3)左右の目に一対の開口部がある。
(4)涙液膜の乾燥を促進するために働く。
答えは2   →p12、17

問題22 次の血球のうち、血色素(ヘモグロビン)を含むものはどれか。
(1)赤血球
(2)血小板
(3)リンパ球
(4)単球
答えは1   →p22、49

問題23 次の筋のうち、体性神経(運動神経)の活動によって収縮するものはどれか。
(1)心筋
(2)顔面筋
(3)血管の平滑筋
(4)気管の平滑筋
体性神経支配の筋肉は、骨格筋・随意筋となります。
答えは2   →p32、30

問題24 次の血管のうち、心臓に栄養を供給しているものはどれか。
(1)門脈
(2)肺動脈
(3)冠状動脈
(4)腸間膜動脈
答えは3   →p53、51

問題25 次の内分泌腺とホルモンの組合せのうち、正しいものはどれか。
(1)膵臓   ── コルチコイド
(2)卵巣   ── アンドロゲン
(3)甲状腺  ── インスリン
(4)副腎髄質 ── アドレナリン
答えは4   →p82、新教程では内分泌系は削除されています。

人体の構造及び保健 21234
全て選ぶ問題でやさしかったと思います。


【皮膚科学】

問題26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)表皮の色素細胞(メラノサイト)は、皮膚の色素であるメラニンをつくる細胞である。
      そのとおり〇→p99、71
(2)表皮には、ランゲルハンス細胞という免疫に関与する細胞が存在する。
   そのとおり〇→p100、72
(3)真皮の線維成分は、コラーゲンというタンパク質からなる膠原線維が、その大部分を占める。
      そのとおり〇→p101、73
(4)表皮の角化細胞(ケラチノサイト)は、エラスチンというタンパク質をつくる細胞系列である。
      角化細胞(ケラチノサイト)は、ケラチンというタンパク質をつくる細胞系列なので
      ×→p98、70
第1章の基本的な内容、0点をとらせない問題です。
答えは4

問題27 皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)アポクリン腺は、皮膚表面に汗孔を作って開口している。毛包内に汗孔を作って開口しているの     で×→p115、87
(2)脂腺(皮脂腺)は、毛包に開口して、皮膚や毛にあぶらを与えている。そのとおり〇→p113、85
(3)毛の主成分は、ケラチンという硫黄を含むタンパク質である。そのとおり〇→p111、83
(4)爪は、毛と違って成長周期というものはなく、絶えず成長を続けている。そのとおり〇→p116、88
第2章の基本的な内容、0点をとらせない問題です。
答えは1

問題28 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)表皮角質層のケラチンは、外力に対して強い抵抗力を持っている。そのとおり〇→p122、94
(2)体温調節作用を積極的に行うのは、立毛筋と脂腺である。
毛細血管と汗腺なので×→p125、97
(3)皮脂の分泌は20~25歳で最高となる。そのとおり〇→p128、100
(4)経皮吸収には、表皮経路と皮膚付属器官経路がある。そのとおり〇→p131、103
   体温調節は基本ですね。
  答えは2

問題29 皮膚疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)男性型脱毛症では、男性ホルモンのテストステロンが脱毛をすすめる。そのとおり〇→p207、173
(2)単純性疱疹(単純性ヘルペス)は、感冒や発熱したときに口唇やその周囲にできやすい。
      そのとおり〇→p197、163
(3)脂漏性皮膚炎は、フケ症やあぶら症の人に多く、黄色調の紅斑や落屑を伴う。
      そのとおり〇→p179、148
(4)尋常性痤瘡(ニキビ)は、毛包にウイルスが増殖しておこる疾患である。
      あえて言えばニキビ菌(アクネ菌)ウイルスとは関係ありませんので×→
      p189~191、157~159
  やや難しいところをからめてきましたが、尋常性痤瘡(ニキビ)は常識問題なので。
  答えは4

問題30 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)皮膚の健康に必要な栄養は、体内から血液などによって供給される。そのとおり〇→p140、110
(2)皮膚の老化は、個人の素因や環境の要因に影響されない。影響されるので×→p144、114
(3)あぶら症の皮膚は、毛孔に汚れやほこりがたまりやすく、ニキビができやすい。          そのとおり〇→p148、117
(4)保湿剤は、入浴後、水分が残っている間に塗布すると効果的である。そのとおり〇→p147、116

過去問で十分予想された問題で、想定の範囲でしょう。
答えは2

皮膚科学  41242
例年どうり満遍なく出題されていたように思えます。
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