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神経系(1) 『興奮母ライオン』 [国家試験(人体)]

人体の一番最初にもってきたのが、神経系、中でも『交感神経副交感神経』
最重要ではないのですが、脳神経系は重要ですし、その中で非常に出題率が高い項目。

それが、交感神経副交感神経です。

ここを完璧に仕上げれば、人体での得点で有利になります。

ちなみに私が作った『興奮母ライオン』というストーリーを憶えてもらいます。
本来ストーリー暗記法は関連性のないものをストーリーの中で関連づけて憶えるものですが、
これは関連するものですので、かなり憶えやすいと思います。

交感神経と副交感神経の扱いはその時ごとに少しづつ変わってました。
今は落ちついたようですので安心して憶えて下さい。

1.自律神経は交感神経と副交感神経

2.交感神経は闘争、副交感神経は沈静
  交感神経と副交感神経は互いに相反(拮抗)する作用を示す。
  憶え方としては
  交感(こうかん)神経の『こう』は興奮(こうふん)の『こう』
  いろいろ憶えてゆくとどっちがどっちかわからなくなる人がいます。
  私はこういう語呂合わせてきなことが好きなので、
  こうかんしんけいは こうふん と教えています。
  副交感神経については何も浮かばないので、リラックスと教えますが、沈静と変わりません。

3.交感神経の作用をすべて憶えれば問題なし。
  もちろん例外的なものもありますが、
  交感神経優位の作用の逆の効果が副交感神経優位の効果になるからです。

ということで作ったのが『興奮母ライオン』または『交感神経優位ライオン』です。
母ライオンが主役、一人称で心の声という感じです。
(この物語は架空のもので、実際の出来事とは関係ありません。)

以下に全文を掲載しますので、教科書p58からp60(新教程ではp41)を見ながら確認してみてください。
効果を効果として示しました。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

そう、私は母ライオン、3匹の子がいる。もう4日も獲物を食べていない。 子供も私も限界だ。今日こそ獲物を捕らえなければ。 獲物の臭いだ。 私の興奮は高まり全身が緊張する。     子宮収縮 全身の毛も逆立つ。               立毛筋の収縮 口の中が乾いてきた。ほとんどつばが出てこない。                  濃くて少量の唾液                                              しっかりと目を見開き情報を集めなければ、 足の遅そうなやつだ。 瞳孔も開く。            瞳孔散大 できるだけ情報を集めるのだ。                      見つけた!決めた! 追いつけるとこまで近づいて仕留める。 もちろん獲物よりも早く走らなければ、追いつくことはできない。 そのためには4本の足の筋肉が全力を出しきらなくてはならない。 よし!!私は全力で走り出した。 まず、新鮮な空気、酸素をたくさん吸い込み、二酸化炭素を吐き出さなくてはならない。 気管支が拡張して(管の太さを太く)給排気の効率を上げる。                                     気管支拡張 心臓を活発にするため心臓の血管は拡張する(太くする)冠動脈の拡張だ。                          心臓の血管拡張 多くの新鮮な血液が心臓に流れ込む。 心臓は強く収縮し、            心臓の収縮力増加 鼓動が早まる(脈泊が早まる)。     心拍数増加              全身に酸素の豊富な血液が送られる。                               筋肉に、新鮮な血液がたくさん送られる。  筋肉の血管も拡張しているからだ。   骨格筋の血管拡張 そしてこの興奮をある程度維持するために、 副腎髄質からアドレナリンが分泌される。副腎髄質からアドレナリン これにより交感神経だけの興奮から、ホルモンによりこの興奮が維持される。 筋肉が運動するとき、酸素のほかにエネルギーになる栄養が必要になる。 腸に血液を送っている場合ではない。   消化管の血管収縮 今の状態では腸は役に立たない。     消化管は機能抑制 皮膚にも血液を送っている場合ではない。 皮膚の血管収縮 とりあえず血液中の栄養と筋肉中の栄養を使う。 その程度では足りない・・・ 肝臓の蓄えてある栄養を使おう。 蓄えてあったグリコーゲンがブドウ糖に分解され           血液中に送られ、脳や全身の筋肉に向かう。                    グリコーゲンはブドウ糖に分解                      され血中に放出 激走、激闘の末、獲物を捕獲。 これでまた子供たちと何日か生き続けることができる。

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ちょっと長いですが、これを憶えれば完璧です。

例外というのが

立毛筋 普通は弛緩している。
      また皮膚には知覚神経と交感神経しかきていない。
      交感神経優位ということで収縮して毛が直立し鳥肌となるんですね。

アドレナリン 交感神経が優位の時に分泌されるので、
         普通の時とか副交感神経優位の時は
         分泌されていないということですね。

あとは、副交感神経優位の効果は
単純に交感神経優位の効果と逆の効果と憶えられますね。

受験生はぜひ試してみてください。
自分が母ライオンになったつもりで、
狩にきている気持ちになって読んでみてください。

ちなみにYouTubeで比較的無難なライオンの狩りの動画がありました。
うまく想像できない人は見てほしいですが、もちろん残酷といえば残酷です。
弱い動物を狩り、そして家族で食べるわけですから。
リンク先はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=JCSOJaqzF-E



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