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第29回理容師美容師国家試験 保健(人体・皮膚)解答・解説 [国家試験]

第29回美容師国家試験 解答・解説
平成26年3月2日に行われました筆記試験のうち、
今回も保健に限り解説を加えました。
解答の正しいかどうかは、いつもながら100%と言い切ることはできませんので、
そこのところは了承願います。

問題自体も正確に書いてはおりませんので、問題を正確に知りたい方は別なサイトで見てください。

また解説に教科書のページを載せましたので確認ください。

【人体の構造および保健】
ややひねくれた、いいようによっては素直な問題ですね。

問題21 頭蓋に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
この問題はすべてp33からの出題です。
(1)脳頭蓋と顔面頭蓋に区分される。 ので○
(2)眉弓は耳介の後下方にあり、指圧の対象になる。 ですが、眉弓は眉という漢字のとおり
  顔ですよね。耳の後下方にはないですよね。×です。
  常識問題で、点数を取らせる問題です。
(3)外後頭隆起は項部の正中にあり、コームの運びに工夫がいる。 ので○
(4)頭蓋の構造は複雑で、中には脳、眼、内耳など重要な器官が存在している。 ので○
答えは2

問題22 血液に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
この問題はすべてp23からの出題です。
(1)必要な物質を細胞に送り、不要な物質を運び去る役割を持つ。 ので○
一応他も確認します。
(2)体重の約20%を占めている。 これは8%なので×
(3)細胞成分はなく、すべて液体成分である。 ですが、赤血球とか白血球とか
血球成分であり細胞成分ともよばれますね。これらを含んでこその血液なので×
(4)血管から出ると固まり、これを血清という。 ですが固まる方は血餅なので×
答えは1

問題23 顔面にあるものはどれか。
(1)大胸筋
(2)三角筋
(3)頬筋
(4)広背筋

  (3)の頬筋はほほですから、顔面にありますね。→p44
ここはしつこく言ってますが、頭部や顔に関する漢字が読めればわかる問題ですね。
これも常識問題で点数を取らせる問題です。
答えは3

問題24 泌尿器でないものはどれか。
(1)肝臓
(2)膀胱
(3)尿道
(4)腎臓

(1)の肝臓ですね。肝臓は消化器系です。
これは完全に点数を取らせる問題です。
答えは1


問題25 循環に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)心臓は、ポンプの働きをしている。  ので○
(2)大動脈には、大静脈と比べ、酸素の含有量の多い血液が流れている。
   そのとおりなので○
(3)小循環は、肺循環のことである。 ので○
(4)肺静脈には、静脈血が流れている。 ですが、
  肺静脈には肺から心臓に戻る血液、つまり酸素の豊富な血液が流れている。
  酸素の豊富な血液を動脈血とよんでいるので、ここは×
  p77からです。
答えは4

21は細かいことを聞く問題ですね。ちょっとひっかからないようにしないといけません。
落ち着いて漢字の問題だと気付けば問題ないのですが。

4問は正解するはずです。全問正解していてほしいですね。

人体の構造及び保健
21314

【皮膚科学】
問題26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)表皮は、角化細胞、色素細胞、ランゲルハンス細胞、メルケル細胞という4つの異なった系列の細胞から成る。 そのとおりなので○
(2)角化細胞は、表面より角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層の5つの細胞層から成る。
  そのとおりなので○
(3)真皮内の線維成分は、大部分がエラスチンというタンパク質から成る弾性線維である。
   ですが、大部分は膠原線維つまりコラーゲンというたんぱく質からなっているので×
   →p150
(4)皮下組織は、多量の脂肪を含み、外界からの外力に対してクッションの作用をする。
   そのとおりなので○
答えは3


問題27 皮膚及び皮膚付属器官に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)健常な成人の頭毛では、全体の85~90%が休止期で、1%が生長期にあたる。
  ですが、全体の85~90%が生長期というのが正解ですね。なので× →p159、160
(2)トリハダ反応は、皮下組織内にある横紋筋の収縮により生じる。
   立毛筋は平滑筋なので× →p163
(3)アポクリン腺は、手掌と足底に最も多く分布し、皮膚表面に直接開口している。
   手掌と足底に最も多く分布しているのは小汗腺つまりエクリン腺なので× →p164
(4)爪は、爪母でつくられ、生長周期がない。 そのとおりなので○ →p166
答えは4

問題28 皮膚及び皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)皮膚で体温調節を積極的に行っているものは、毛細血管と汗腺である。
  そのとおりなので○ →p175
(2)皮脂は、皮下組織にある脂肪細胞でつくられ、皮膚の表面に分泌される。
   ですが、皮脂は脂腺でつくられるので× →p178
(3)経皮吸収には、表皮経路と皮膚付属器官経路の2つの経路がある。 ので○
(4)パッチテストは、接触皮膚炎(カブレ)の原因を見いだす最も実用的で確かな方法である。
  そのとおりなので○
答えは2

問題29 皮膚及び皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)皮膚表面のpHは弱アルカリ性を示し、皮膚の分泌がこの値に最も影響を与える。
   ですが、皮膚表面は弱酸性ですから× →p174
(2)蕁麻疹、円形脱毛症、多汗症では、精神状態が病気の経過に影響を及ぼすことも少なくない。
   そのとおりなので○ →p189
(3)サンスクリーン剤は、紫外線の吸収作用をもつタイプと紫外線の散乱作用をもつタイプの2つに分けられる。 そのとおりなので○ →p203
(4)油性のフケ症では、よくシャンプーして、汚れやフケを落とすことが大切である。
    そのとおりなので○ →p202
答えは1

問題30 皮膚疾患と病原体に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。
(1)尋常性毛瘡(カミソリカブレ) ─── 真菌(カビ) ではなく化膿菌なので×
(2)男性型脱毛症 ─────────── 化膿菌   ではなくストレス加齢、男性ホルモンなので×
(3)頭部白癬(シラクモ) ─────── ヒゼンダニ  ではなく真菌なので×
(4)帯状疱疹(帯状ヘルペス) ───── ウイルス そのとおりで○

答えは4

今回もいつもこのブログでしつこく言っている
細菌の分類が出題されましたね。
私的にはめでたしめでたしです。

特に変わった問題もなく、今回も5問全部できたんではないでしょうか。

皮膚科学
34214

なお、第29回美容師国家試験筆記試験解答速報はご自身で検索ください。

今回もしつこく書きますが、わたくしの記事についての正誤また、上記リンクでの解答の正誤につきまして
責任を取ることができませんのであしからず。
教科書のページで確認してください。

これからもできるだけ書いていきたいと思います。

※問題30の(2)の解説を訂正します。
申し訳ありませんでした。
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第28回理容師美容師国家試験 保健(人体・皮膚)解答・解説 [国家試験]

第28回美容師国家試験 解答・解説
平成25年9月1日に行われました筆記試験のうち、
保健に限り解説を加えました。

※第29回美容師国家試験(平成26年3月2日)の 解答・解説 保健については この記事の次にアップしました。ボタンで移動してください。平成26年3月4日追記

解答の正しいかどうかは、いつもながら100%と言い切ることはできませんので、
そこのところは了承願います。

問題自体も正確に書いてはおりませんので、問題を正確に知りたい方は別なサイトで見てください。

また解説に教科書のページを載せましたので確認ください。

【人体の構造および保健】
問題21 
(1)水分ですが、まず体液と考えます。ここで溶け込んでいたり混じっている成分を考えてみます。
体重の60%が体液、その中の細胞内液が体重の40%、ちなみに血液は体重の8%、血漿は4%ですね。水分として考えられるのは細胞内液の40%と血漿の4%で約44%、ミネラル量は微量なのでこの44%として考えます。→p22
(2)脂肪は、体脂肪などから考えると15~30%ぐらいと考えられます。
(3)タンパク質は筋肉つまり骨格筋や平滑筋と考えます。通常水分を含んだ量
(4)ミネラルは体重から考えると微量ということになります。
答えは1
参考ですが、骨は体重の20%でしたね。
ネットで調べた体水分率は男性は約55~65%、女性約45~60%でした。
また、体重-骨量-脂肪量=筋肉、脳、皮膚、髪の毛の量
ただし水分を含んでいるので一概には言えません。

問題22 正しいものはどれか。
(1)上腕二頭筋は前腕を伸展しませんね。むしろ曲げるので屈筋となり×。→p41
(2)顔面筋は表情をつくる。ので○。→p46
(3)腹直筋は体を後方にそらしません。前かがみになる筋肉なので×です。→p45
(4)口輪筋は口を閉じるので×。→p47。ちなみに眼輪筋は眼を閉じます。
答えは2


問題23 音を感じる感覚器は、次のうちどれか。
  耳小骨は音の振幅を増幅する骨です。半規管そして前庭は平衡感覚に関係する器官。
  (4)の蝸牛は聴覚器官ですね。→p69
答えは4


問題24 次の消化腺のうち、塩酸を分泌するものはどれか。
胃では塩酸が分泌されます。→p108
答えは2


問題25 誤っているものはどれか。
 インスリンは、血液中のブドウ糖の量を増加させません。インスリンは血糖値(血液中のブドウ糖量)を減少させる唯一のホルモンです。なので×。→p128
 オキシトシンは、子宮筋を収縮させるので○。→p126.アドレナリンは、心臓の働きを強め、骨格筋や心筋の血管を拡張させるので○。→p129。サイロキシン(甲状腺ホルモン)は、物質代謝を促進させ、エネルギーや酸素消費を増大させるので○。→p127
答えは1


人体の構造及び保健
12421

21はひっかけ問題ですね。ちょっとひっかからないようにしないといけません。
教科書には厳密にいうと回答がないですから。

4問は正解するはずです。


【皮膚科学】
問題26 正しいものはどれか。
(1)皮膚は、上から表皮、皮下組織、真皮の3つの層からできている。いないので×
表皮、真皮、皮下組織の順です。→p146
(2)表皮のメラノサイトは、ケラチンという皮膚の色素をつくり、顆粒細胞に与えられる。
メラノサイトが作る色素はメラニンなので×→p148
(3)表皮の顆粒細胞、有棘細胞、基底細胞は、角化に関係する細胞である。
そのとおりなので○。ちなみにここでは細胞の順番は聞いていないので勘違いしないように。
→p146
(4)膠原線維は、皮下組織に最も多く存在する成分である。ではありませんね。
真皮に存在するので×。→p150
答えは3


問題27 誤っているものはどれか。
(1)頭毛は、生長期が長く、休止期が短いのが特徴である。
そのとおりなので○。→p160
(2)脂腺は、短い排出管をもって毛包に開口している分泌線である。
そのとおりなので○。→p163
(3)爪の縦溝は、高齢になるにつれて著しくなる。
そのとおりなので○。→p166,167
(4)アポクリン腺は、手掌と足底に最も多く分布する。
エクリン腺なので×。p164のアポクリン腺の分布部位は確認して覚えましょう。
ちなみに、外耳道、腋下、乳腺、臍部そして会陰部でしたね。
答えは4


問題28 誤っているものはどれか。
(1)サンスクリーン剤は、赤外線を吸収、反射、散乱させることにより、皮膚への温熱による刺激を防ぐ。
これは明らかに×ですね。紫外線を防止することが目的ですから。→p173、203
(2)皮膚の表面にある脂肪酸は、弱酸性のため細菌の発育が抑制され、死滅させる。
そのとおりなので○。→p174
(3)皮膚は、欠損を生じても、基底細胞が残っていれば、瘢痕を残さず回復する。
そのとおりなので○。→p185
(4)爪は、はがれても爪母が保存されていれば、再生する。
そのとおりなので○。→p186
答えは1

問題29 正しいものはどれか。
(1)油性のフケ症の人は、皮膚を刺激しないため、なるべくシャンプーの回数は少なくする。
その逆なので×。脂分を取り除くためには普通の回数、それよりやや増やすことも必要になります。
よくシャンプーするということになってます。→p202
(2)肝臓病では、皮膚が黄色となり、強いかゆみを生じることがある。
そのとおりなので○。→p192
(3)心臓病では、皮膚が化膿しやすく、細菌や真菌による皮膚疾患にかかりやすい。
この症状は糖尿病のものなので×。→p188、192、193
(4)皮膚の真の栄養は、皮膚表面から得られるクリーム、化粧品などによって供給される。
血液から栄養分と酸素が供給されるので×。→p190
答えは2


問題30 皮膚疾患と病原体に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。
(1)脂漏性皮膚炎 ────── ウイルスは無関係なので×。→p227
(2)頭部白癬(シラクモ) ── 真菌(カビ)そのとおりなので○。→p248
(3)アタマジラミ症 ───── ヒゼンダニは関係ないので×。→p251
シラミによるものです。
(4)円形脱毛症 ─────── 化膿菌(細菌)関係ないので×。→p256
ストレスが原因と言われていますね。
答えは2

皮膚科学
34122

今回はいつもこのブログでしつこく言っている
細菌の分類が出題されましたね。
私的にはめでたしめでたしです。

特に変わった問題もなく、5問全部できたんではないでしょうか。

なお、第28回美容師国家試験筆記試験解答速報はご自身で検索ください。


しつこく書きますが、わたくしの記事についての正誤また、上記リンクでの解答の正誤につきまして
責任を取ることができませんのであしからず。
教科書のページで確認してください。

これからもできるだけ書いていきたいと思います。w
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消化器系3 まとめ方 [国家試験(人体)]

まず、全体を把握して、
各部分についておさえていく。
そんなやり方をお薦めしています。

この教科書では全体がばらばらになっていて、
つかみきれないことがあります。

お薦めとしてまず、図9-1の左側の図と
図9-7そしてできるのであれば
図9-13を合わせて、ひとつの新しい図を作ります。
この3つの図を一つに描くのです。

大きな紙、カレンダーの裏側の白いところを使って描きましょう。
消化酵素は種類によって色の異なるマーカーを使うといいでしょう。

でんぷんにかかわる酵素を赤色とか
タンパク質にかかわる酵素を青色
脂肪を消化するリパーゼは紫色とかです。

消化酵素がどの臓器、腺から分泌されるかは重要です。

同時に、これを機会に外分泌と内分泌について仕分けできることが必要です。

授業を聞いていなかったり、しっかりと教科書を読んでいないと
内分泌と外分泌がわからない人がいます。

汗が外分泌なのは納得しても胃液が外分泌とは・・・というのが
生徒さんのいいわけです。

消化液は外分泌

消化腺は外分泌腺

ただし、膵臓は膵液については外分泌腺      インスリンやグルカゴンにつては内分泌腺。

つまり膵臓は2つの役割があるということですね。

私はいつも消化液が外分泌液であるということを説明するのに
ドーナツの穴はドーナツの外
と説明します。
この穴のあるドーナツが連続して長く、
肉厚のあるホースになったもの。
そう、消化管はこの肉厚の厚いホースです。

管の中はドーナツの穴が連続したものです。
つまりドーナツの外、
体の外ということになります。

この管の中に分泌されたものは外分泌ということです。
いかがでしょうか。納得されたでしょうか。

11章で習いますが、
内分泌とは血液中に分泌されるものと憶えてください。
内分泌以外は外分泌、こんな憶え方もありです。

次回は各論に入ります。
皮膚科学もそろそろやらないと思っています。

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消化器系2 [国家試験(人体)]

国家試験には常識も問われます。
というか、冷静に問題が読めるかにもかかってます。
同じ臓器であっても管状になっているのか、細胞でうまっているのか、

冷静になれば何でもないのですが、次の問題です。

次の臓器のうち、消化管以外のものはどれか。
(1)肝臓
(2)食道
(3)直腸
(4)小腸

焦りまくっていると、消化という文字しか目に入らず
これ全部消化器系じゃね。

こういう時は目をつぶって深呼吸を1回しましょう。
そして鉛筆で問題の文章の単語を切って読んでいきます。

次の 臓器 の うち、消化 管 以外 の もの はどれか

ここで『管』が目に入ればもう大丈夫でしょう。

答えは1の肝臓ですね。

ということで、第2回目としては機能別に分けてみましょう。
消化管  消化腺  消化腺を含む臓器や袋
消化管は前回やりましたので、
消化腺ですね。

口のほうから順番に

唾液腺(耳下腺、舌腺、顎下腺)、胃腺、膵臓、肝臓ー胆嚢、腸腺。


ここで厳密に言うと肝臓ー胆嚢つまり胆汁は消化酵素ではありません。
が、脂肪の消化には欠かせない作用をします。
脂肪を小さな粒子に乳化する作用です。

反応する粒子の表面積が大きくなり、
リパーゼが作用しやすくなります。

消化酵素による消化は化学的消化です。

また、消化には機械的消化があります。
咀嚼、嚥下、蠕動運動、分節運動、振子運動です。

また歯の情報と役割も要チェックです。
それぞれどこで、どのように動きどうするのかを憶えてください。

受験対策ノートに印象に残るようにまとめましょう。

次回は消化酵素です。



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第27回理容師美容師国家試験 保健(人体・皮膚)解説 [国家試験]

平成25年3月3日に第27回理容師美容師国家試験の筆記試験が行われました。
ここ数年のことですが、どの教科も意地の悪い、おっと失礼しました。
内容をよく知らなければできない引っ掛け問題が1つはありますね。

ここでは人体と皮膚に関してのみ考えます。

では人体から見ます。

割り振りから考えると
血液、神経系、呼吸器系、消化器系が2つ
消化器系は最も出題率の高いところですが2つも出るとは驚きです。
正確な問題は別に調べてください。
以下の文章は問題を要約したものと解答を書いています。
あしからず。

21(1)赤血球は酸素を運搬するので○
  (2)白血球は血漿成分。ではないですね、血球成分(細胞成分)なので×
  (3)血小板は血液凝固に関係する。ので○
  (4)フィブリノゲンは血液凝固に関係する。ので○
  教科書p24~26までの問題ですね。

22(1)神経系は中枢神経と末梢神経。なので○
  (2)小脳は脊髄の中に。ないので×
  (3)交感神経は体性神経。ではなく自律神経なので×
  (4)脳神経は31対。でなく12対なので×
  教科書p53と54です。

23(1)肺でのガス交換は肺呼吸。なので○
  (2)鼻腔から肺に至る空気の通り道を気道。そのとおりなので○
  (3)喉頭に続く管状の気道は咽頭。でなく気管なので×
  (4)気管は気管支に分かれて肺に入る。ので○
  教科書p88~91までの問題です。

24唾液腺でないものはどれか。
  (4)の扁桃腺ですね。

25消化器でないものはどれか。
  (2)の膀胱は泌尿器系ですね。

人体の解答は2,1,3,4,2です。

皮膚科学は例年どおり、3章を除いた各章から1題づつの出題ですね。

26(1)角化細胞はコラーゲンを。作らないので×。ケラチンですよね。
  (2)色素細胞は顆粒細胞の間。にないので×。基底細胞の間です。
  (3)真皮はエラスチンの中にないので×。逆ですよね。
  (4)皮下組織は脂肪細胞でつくられた多量の脂肪を含んでいる。ので○
  教科書の第1章です。

27(1)毛は外側から毛小皮(キューティクル)、毛皮質、毛髄質の3つの層からなっている。ので○
  (2)頭毛では生長期が最も長いので○
  (3)腋臭症(ワキガ)の原因はエクリン腺。でなくアポクリン腺なので×
  (4)爪は爪根の基部の爪母でつくられる。ので○
  第2章の問題ですね。

28(1)脂腺の発育は女性ホルモン。ではないので×。男性ホルモンですよね。
  (2)皮膚表面の脂肪膜、弱酸性で細菌の発育を抑制する。ので○
  (3)経皮吸収の経路は表皮経路と皮膚付属器官経路。なので○
  (4)皮膚での体温調節は毛細血管と汗腺。なので○
  こちらは第4章です。

29a.紫外線によって、帯状疱疹・・・・・。にならないので×
  b.保湿剤(尿素、ヘパリノイド)は入浴後、
    水分が残っている間に塗布するのが効果的。なので○
  c.乾性のフケ症の人はシャンプーしすぎない。
    リンス剤を用いる。ので○
  d.心臓や腎臓の悪い人の皮膚の色は黄色。ではないので×
   正しいのは b と c
   つまり(2)
  5章の問題ですが、aなどは6章の知識もあったほうがいいですね。

30a.パラフェニレンジアミンがもっともカブレを起こしやすい。ので○
  b.何回もかぶれなかった染毛剤、
    将来的にかぶれることはない。ことはないので×
  c.カブレの症状は、皮膚病変の境界がはっきりしない。
    ことはないので×
  d.パッチテストは、カブレの原因を見出す最も確かな方法。なので○
   正しいのは a と d
   つまり(4)
  第6章です。

皮膚の解答は4,3,1,2,4です。

今回は私の予想した第6章で、菌の分類が出ませんでしたね。
私的にはがっかりです。
平たく勉強した人なら5問づつ取れたんじゃないでしょうか。

通信教育生と今回残念ながら不合格だった方は6ヵ月後を目指して頑張りましょう。

第27回美容師国家試験筆記試験解答はこちら
全ての解答を確認してませんので、そこのところはよろしく。

次回は消化器系の2回目です。


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消化器系1 [国家試験(人体)]

実技試験もいよいよ終わりですね。
筆記試験はあと2週間ちょっとでです。
通信教育生はあと6ヶ月というとこです。

人体の各章の中で一番範囲が広いのが消化器系ではないでしょうか。
通常の章は総論と各論ですみますが、ここは各論が2段がまえになっています。

そして国家試験に出された問題を見ても厄介だと思います。

各論の中でも胃、肝臓、膵臓、胆汁は注意が必要です。
最も膵臓は内分泌腺でもあるので出題率が高いのですが。

消化管つまり、食物が消化される流れを知っていなければなりませんね。

口腔→咽頭→食道→胃→小腸→大腸→肛門ですね。

そしてその各々の長さ、その場所での消化腺の種類、
消化液の名称と何を何に分解する酵素なのか。
ちなみに消化腺は外分泌腺です。

自分の力、アイデアで受験対策ノートを作ってみてください。
試行錯誤の間に、結構憶えられるものなのです。
そして苦労したぶん忘れにくいものができます。

国家試験の性質上、5問のうち1問くらいは
今までに出題されていないような性質の問題が出されてきています。

常識的な数字などは正確ではなくてもだいたいの数字を抑えておきたいところです。
もちろん今まで通りゴシック体の単語は完璧に知ってなければなりません。

はじめに消化管
口腔→咽頭→食道→胃→小腸→大腸→肛門

そして全長約9mで、小腸が6.5~7.5m、大腸は約1.6m

消化管の中は『外』です。
ですから消化腺は外分泌腺となります。

次回は各臓器の機能です。



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循環器系の問題 [国家試験(人体)]

いくつか問題をやってみましょう。
そこから見えてくるものもありますから。

総論的なものとしては

問題 血液の循環経路として正しいものは、次のうちどれか。
(1)左心室 → 肺動脈 → 肺の毛細血管 → 大動脈 → 左心房
(2)左心室 → 大動脈 → 全身の毛細血管 → 大静脈 → 右心房
(3)右心室 → 大静脈 → 肺の毛細血管 → 大動脈 → 左心房
(4)右心室 → 大動脈 → 全身の毛細血管 → 肺動脈 → 左心房

血液循環の図が頭に入っていればできますね。
個別に大循環、小循環そして門脈循環とかを言葉で憶えるよりも
図で全体を見ながら憶えていたほうが楽なはずです。

次は血液の種類の問題です。

問題 次のうち、酸素の乏しい静脈血が流れている血管はどれか。
 (1) 肺動脈
 (2) 大動脈
 (3) 冠状動脈
 (4) 腸間膜動脈

問題 酸素を豊富に含んだ動脈血が流れている血管は、次のうちどれか。
(1)門脈
(2)肝静脈
(3)肺動脈
(4)肺静脈

もうおわかりですね。

次は内容の問題です。

問題 血液の循環に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 大動脈の血圧は、大静脈の血圧より低い。
(2) 心筋に酸素やエネルギー源を供給しているのは大腿動脈である。
(3) 消化管で吸収された栄養源は、主に門脈を通って肝臓へ運ばれる。
(4) 動脈には、弁があって逆流を防いでいる。


問題 ヒトの心臓に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 全身に血液を送るためのポンプの役目をもっている。
(2) 右心房、右心室、左心房、左心室に分かれている。
(3) 収縮のたびにたてる音を心音という。
(4) 心電図は、心臓の収縮力を測定するものである。

教科書の本文以外、
つまり欄外の図や表に関係することも出題されますので、
図や表の意味をまとめておく必要があります。


次回は消化器系です。


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循環器系2 [国家試験(人体)]

どこを勉強するにしてもそうなのですが、
教科書にゴシック体で書かれた単語の意味を憶えなければなりません。

総論は前回で憶えたとして、
今回は各論です。

まず言葉の意味の再確認です。

脈という漢字は血管です。
動脈といえば「動きのある血管」
静脈といえば「静かな血管」

そのまま感じてください。
心臓から血液が出るほうの血管は血液の状態がどうであれ、
動脈です。

血液の定義です。
酸素が多く含まれ二酸化炭素が少ない血液を動脈血
酸素が少なく二酸化炭素が多く含まれる血液を静脈血
と言います。

動脈を流れる血液が動脈血というわけではありません。

血管の名称とその血管にどのような血液が流れているかを
理解することが重要です。

自分で前回紹介した図を描いて、名称を書き、
どの血管にどのような性質の血液が流れているか。
それが説明できることです。

そして次はリンパの位置づけです。
リンパ管系はリンパ管とリンパ節からなります。

リンパ液は毛細血管の静脈つまり細静脈に吸収されずに残った組織液ですね。
毛細リンパ管に入りそしてリンパ管へ入る。

リンパ液はリンパ節を経て、
最終的には左右のリンパ本幹にあつまり、
右は右鎖骨下静脈、左は左鎖骨下静脈に入る。
詳細は教科書p80、81を見て下さい。

またここで大事なことは
静脈とリンパ管には逆流を防ぐ弁がある。
ということです。

リンパ節や脾臓の役割もまとめが必要です。


次回は循環器系の問題です。
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循環器系1 [国家試験(人体)]

出題率の高い循環器系
しっかりと憶えてください。

私はよく絵を利用して憶えるように、と言っています。

言葉の羅列だけでの記憶には限界があります。

人によるかもしれませんが、憶えれば憶えるほど前のことを忘れていく。
とよく聞きます。

まず一通り教科書を読んでみてください。

そして次の図に、線で示した箇所の名称を入れてみてください。
まずはどっちが右で、どっちが左か、と言うことからスタートですが。

heart.png
答えはp77の図7-4と図7-5を見て下さい。
・まず右と左
  右と左をはっきりさせてください。
・心房と心室の位置
  血液は心房から入って心室から出る。
・心室から出たところの血管は動脈
  心臓というポンプから出たところの血管は動脈という名がつきます。
◎肺へ向かう血管は肺動脈、肺からの血管は肺静脈
   国家試験に出された問題です。

   全身から戻ってきた炭酸ガスが多く酸素の少ない静脈血
   が、左心房に入り次に左心室、そして肺動脈を通って肺にいたります。
右心房に入り右心室1月24日訂正大変申し訳ありません。

   つまり肺動脈に流れている血液は静脈血ということになります。

   そして肺によってガス交換された、炭酸ガスが少なく
   酸素を多く含んだ動脈血が、 心臓に戻る血管が肺静脈

   つまり肺静脈に流れている血液は動脈血ということになります。

   肺静脈が左心房につながり左心室から大動脈につながります。
・門脈があります。
   全身をめぐる大循環(体循環)、肺をめぐる小循環(肺循環)そして門脈循環
   胃腸で吸収された成分は門脈で一つにまとまり肝臓に入いります。
   肝臓で貯蔵や解毒処理をされ肝静脈を通って大静脈につながり心臓に戻ります。
       1月18日下線部分の大動脈→大静脈に訂正。申し訳ありませんでした。               

・静脈血の流れる血管を青色、
 動脈血の流れる血管をを赤色に塗るのもありです。
  だいたいの教科書は小学生にしろ、中学生にしろ高校生にしろ動脈は赤色で静脈は青色
  そんな感じで決まってますね。

どの血管にどんな血液が流れているか一目でわかります。

さてp76の下の表のように文字で憶えるやり方もありますが、
図を自分で書きながら今まで書いた上の文章を説明できるようになれば、言葉がついてくるはずです。
   
このやり方で1日で理解できるはずです。
次回は静脈やリンパについて。

1月24日とんだ間違いをのせてしまいました。
訂正させていただきました。
教科書の確認をよろしくお願いします。
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美容に関する漫画 [閑話]

新年の第一回目が閑話です。

もともと漫画が好きな私ですが、美容の漫画で好きなものは

『コスメの魔法』です。





『コスメの魔法』wikipediaより

ある程度人気が出ている時に実写化されました。

当時売れに売れていたアイドル小野真弓さんを起用。

ドラマは2ができるほど好調だったようです。
昼ドラだったので、すべて録画して見たものでした。

内容は美容師ものではなく、デパートの美容部員の物語なんですけども、
美容の考え方とかが自分に近い感じだったので好きになったのを覚えています。

私としては美容学校で参考図書にして欲しいくらいですね。

数年前までは漫画喫茶で置いてあったんですが、
最近はほとんど見なくなりました。
寂しいかぎりです。


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